サッカー選手の足は一番状態が悪い!?(BMZタイアップ企画3話)全5話
この度、BMZ様とのタイアップ企画として、足に関するインタビューコラム(全5話)を配信させて頂きます!
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本コラムの内容は当連盟の公式YouTubeチャンネルからもご覧頂けます!
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サッカー選手の足は一番状態が悪い!?
以前山中さんから、「正直色んなスポーツのアスリートを見てきたけれども、サッカー選手の足が一番状態が悪い。」というような事を教えて頂いたのが、すごく頭の中に残っているんですけれども、そうすると「サッカー選手は足の状態が悪い」=「ちゃんと足を使えていない選手がほとんど」という解釈で良いですか?
山中氏:色んなスポーツ競技がある中でサッカー選手って一番足を酷使するんですよ。
90分間試合の中で走行距離の多い人は12、13km走って尚且つ、前後左右上下に激しく動くスポーツってなかなか他に無いじゃないですか?
野球であればそんなに試合中に走るって事も無いでしょうし。
やっぱり足を一番酷使しているのはサッカーだと思います。
そんな中で酷使しているんだけど、本来は一番足の状態が良くなくちゃいけないスポーツじゃないですか?一番足を使うわけだから。
そうですね。ボールを止めたり蹴ったりしますからね。
山中氏:だけどサッカー選手の足が一番状態が悪いっていうのは、やっぱり合わない靴を履いている選手が多いんです。
合わない靴を履くこと、履き続けることで、元々足の状態が悪いのではなくて、気付かないうちに徐々に徐々に足の機能を奪っちゃうんですね。
BMZの起源
山中氏:BMZが始まった起源っていうのは、元々サッカー選手だった代表取締役社長の高橋が、プロを目指してやっていく中で、怪我をしてプロを諦めたところからこのBMZが生まれてきたんです。
スポーツショップでスパイクをお客さんに販売している中で、どうも足を怪我した理由は合わない靴を履き続けてきたことによって起きた怪我なんじゃないか?と思い始めました。
なのでBMZは怪我にすごくフォーカスを当てて、怪我をしないように、パフォーマンスが上がるようにするにはどうしたらいいのか。っていうコンセプトで色んな物作りをしてきたのがBMZの始まりであり原点なんですね。
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しっかりと足の機能を高めるためには足を使うこと。使わなければどんどん落ちていく。
毎日皆さんトレーニングをしていますよね?
トレーニングをやめたら筋肉が落ちるのは多分皆さん分かっていると思います。
じゃあ足はどうなのかっていうと、足の機能が使えない、例えば窮屈なスパイクを履いて 毎日生活していたら、筋肉を使わないからどんどん落ちていきますよね。
だけど今日明日ではわからないんです。
これが1年、2年、3年経って、どんどん時間が過ぎる中で、
もしかしたら、「ちょっと自分の能力や才能が無いんじゃないか。」とか、結構悩む人も多いと思うんですけども、もしかしたら問題はそこじゃ無いかも知れない。
問題は足だったのかも知れないという事ですね?
山中氏 :はい。なので、しっかりと毎日トレーニングして体鍛えてる選手で、だんだん筋肉が付いてきて体幹も安定してきたなって思ってるけど、足を鍛えたり足にフォーカスをし ている選手ってすごく少ないので、インソールで足をしっかり使える環境を整える事をコツコツちゃんとやっていって、5年後、10年後と毎日コツコツ使っている人と、1回も使わない人が同じわけないですよね?
日々の積み重ねですからね。やっぱり。
毎日ちゃんと足が使える環境、足の機能を使える。そんな足にしていってもらいたいです。
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飛脚から学ぶ
山中氏:昔飛脚って、荷物を走って運んでいた時代がありましたよね?
あの人は1日に100km近い距離を走ったりするわけですよ。
そんなに走れるんですか人は!?
山中氏:ずっと何十kmって走るわけですよ。それで、その人たちが履いていた、草鞋(わらじ)というか足半(あしなか)っていう履物があって、それは足の半分ぐらいまでしかない 草鞋なんですね。
普通サンダルって足全部がありますよね?
山中氏:はい。だけど足半は土踏まずまでの半分ぐらいしかないんです。
その足の半分ぐらいまでしかない草鞋を履いて飛脚は走っていたという風に言われていて、それはなぜかというと、足の前足部に衝撃を吸収したり、蹴る力っていうのはあるからなんです。
皆さんの足って前足部(土踏まず辺りから前方)しか曲がらないですよね?
そうですね。
山中氏:あと曲がるのは、足首なので、踵(かかと)側は一切曲がらないんです。
土踏まず辺りから踵が曲がっちゃうと怪我しちゃうんですね。
なので、靴の構造も、土踏まずから踵までは一切曲がらないし、折れないですよね。
つま先側を自由に動くようにしたのは、この前足部にすごく衝撃を吸収する機能だったり、蹴る機能っていうのは集中しているからなんです。
ふと思ったんですけれども、動物ってほとんどそうですよ?
肉球のところが指というか、今おっしゃった足の先の部分で、踵の部分が接地していない、かなり高いところに動物はありますよね?
山中氏:そうですね。(踵を地面につけるようには)使っていないですね。
実は前足部で握ることによって、骨盤が前傾したり、逆に指を反らせば骨盤は後傾します。
なので、ここにすごく重要なポイントがあって、足をどう使うかで上の使う筋肉だったり 姿勢も変わって来ます。
スパイク選びで消えた腰痛
私自体、サッカーをしていた頃に腰痛があったんですけれども、もしかして姿勢が関係あるっていう事ですか?
山中氏:もう姿勢とスパイク選びって、すごく重要かなと思います。
以前、アントラーズに青木選手(元日本代表)が在籍していた時、初めてBMZに来た時は腰痛でいらっしゃったんですよ。
選手の紹介で来ていただいたんですけれども、足を測ったら実寸27cmだったんですね。
だけど履いているスパイクは26cmだったんです。
1cmも小さい靴を履いていたんです。
それが好きだっていうのとキツくないと不安でっていうので。
その気持ち分かります。
山中氏:そこから、1年かけて26.5cmに、0.5cm大きくしてもらって、シーズンも途中だったんですけど腰痛で試合に出れないのも続いていたので、まずは0.5cm大きくしてもらっていました。
その翌年には27cmまで上げたんですね。
そしたらその翌年か2年後にはアントラーズの中で最多時間出場選手になって、腰痛も無くなっていました。
それからはずっと27cmを履かれていて、今月かな? Jリーグを引退されて、今はフットゴルフの日本代表として今度大会でアメリカへ行くって言っていました。
青木選手とは、そういう出会いがあって、スパイクのサイズが合わない靴を履くことによって腰痛が生まれていたので、スパイクを大きくしたら腰痛は無くなったんです。
そんな…意外過ぎますね。
山中氏:個人差はあるかも知れないけれども、考えられる理由としては、きついスパイクを履いたら衝撃を吸収する足の動きを奪ってしまうんですね。
そうすると、足の裏で衝撃吸収出来なかったら次は衝撃が足首に来るんです。
足首で衝撃を吸収出来ないと、今度は膝に行きます。
膝で衝撃吸収できないと、次は腰に行きますよね。
どんどん上に上がってくるんです。
なので、例えば今選手で怪我に悩んでいる部位が身体の下の方であれば初期症状。
もし、身体の上の方でも下の方で衝撃が吸収出来なくて起きている問題であれば、もしかしたら足元を見直す事っていうのがすごく重要じゃないかなって思います。
そういうことですね。以前、接骨院の先生に言われたことが少し繋がりました。
私が腰痛に悩んでいた時は、とにかく腿裏が張りっぱなしで、すごく張っているからお尻の方も硬くなって、それが腰に来ているって言われていました。
ずっと腰ばかりを揉んだりしていたんですけれども、それからは足もしっかりケアすると症状が改善されたので、足から腰に来ていたのかって思ったんですけれども、そこよりももっと下から見直すっていうことですね?
山中氏:体は繋がっているので、積み木みたいに重なって、色んな骨格が乗っています。
なので、どこか1個ずれるとその上はそれを解消するために逆にずれて、その上も逆にずれて…っていうことを繰り返すんですね。
そうするとそこに歪みが出来たりして、問題が起きるっていう事が結構多いです。
サッカー選手に多い足の疾病
そういうことですね。姿勢が悪いということが色んな怪我に繋がるのかなって思うんですけれども、他には具体的な症状名では例えばどういうのがありますか?
山中氏:サッカー選手に多い足の問題っていうのは、例えば踵が痛いとか、これは小学校高学年ぐらいになると多くなってくるんですね。
成長期に入ってきて体重も重くなってくると、足にかかる負荷も体重に比例して重くなってきます。
多い時で、だいたい自分の体重の5倍。
5倍だから60kgの人であれば、300kg近い荷重が足の裏に瞬間的にグッとかかるわけです。例えば、ジャンプして着地した時とか。
走ったりする時はだいたい2~3倍って言われています。
それだけの荷重がかかるので、踵が痛くなって、踵を着くとピリってする人もいるし、ずっと踵が痛いとか、あとはアキレス腱炎とかの選手も結構多いかなと思います。
足首がうまく動かなくなってくると、やっぱり足首の腱が炎症したりとか。
あとは中学生ぐらいになるとオスグット。成長痛で、膝が痛くてサッカーの練習が出来ないという選手も結構多く今まで見させてもらってきたかなと思います。
サッカー選手で、あとはもうちょっとカテゴリーが上がってきて、ユースあたりになるとだいぶ体重も上がってくるのと、強度もスピードが上がってくるんでジョーンズ骨折っていって第五中足骨、足の小指の骨が疲労骨折をしてしまったりとか。
大学、プロになってくるとそうですね…。サッカー選手で多いのはそのあたりかなと。
肉離れしたりっていうのも多いですし、その辺がサッカー選手で多い足の疾病かなと思います。
でも一概にその問題を解決するのが足元じゃないですけれど、足元からが原因でそういう問題が起きてるケースというのは沢山見てきたので、足回り、例えばアーチをしっかりと支えてあげて、足の歪みをしっかりと取ってあげる。
あとは足の機能が使えるようにしてあげる。
それだけでもし変わるんであれば、環境を整えてあげることがすごく大事な事じゃないかなと思いますね。
そうですよね。まずは健康な状態じゃないですけれども、環境整備が大切なんですね。
山中氏:環境整備が一番大事だと思いますね。