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がむしゃらになって練習できる今の、貴重な時間を大切に。

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がむしゃらになって練習できる今の、貴重な時間を大切に。

クラブユース選手権で活躍し、東京ヴェルディのトップチームに昇格するや、一気に日本代表まで駆け上がった小林祐希。

ヨーロッパでも活躍した彼から、後輩に向けて贈る“今、すべきこと、学ぶべきこと”を本コラムで今回より3回に渡ってお送りします。

第2回目配信は5月上旬頃
第3回目配信は7月中旬頃の予定です。
お楽しみ下さい。

小林祐希プロフィール

生年月日:1992年4月24日

出身地:東村山市

ユース経歴

JACPA東京FC → 東京ヴェルディジュニアユース → 東京ヴェルディユース(2010年東京ヴェルディ2種登録)

プロ経歴
東京ヴェルディ → ジュビロ磐田 → SCヘーレンフェーン → ワースラント=ベフェレン → アル・ホールSC → ソウルイーランドFC → 江原FC

 

試合に向けて選手がすべきことは?

チームには試合に出ている人、出ていない人がいる。

出場する選手はもちろん、ベンチに座っている選手も、自分のやるべきことをやって、

コツコツと目標をクリアするために時間を過ごしてほしい。

そうした努力を続けた先にプロになるチャンスはある。

日々の積み重ねが、成績や未来につながっているので、1日1日を大事にしてほしい。

進路はどうやって決めたらいいですか?

進路に限らず、自分の思い通りにならないことはたくさんあります。

でも、どんなときも目標や夢を持って努力するのを忘れないこと。

望んでいない位置に立っているときこそ、チャンスは必ずある。

もうダメだ、もう嫌だと投げやりにならず、自分が成長させるため、目標を手にするため、何をしたらいいか考え続ける。

少なくとも僕はそうしてきました。

言葉の違いで苦労しませんでしたか?

僕はまったく話せない状態でヨーロッパに行きましたが、1年ぐらいでコミュニケーションが取れるようになりました。

でも、その1年って小さくない。

語学力はあるに越したことないです。

根気さえあれば、コミュニケーションも取れるし、覚えることはできるけど、監督やチームメイトと同じ言葉で話せるアドバンテージは大きいです。

言葉ができないことに不安を感じるなら、日本で勉強しておいたほうがいい。

良くないプレーをしたときに「こう考えていたんだ……」というのを理解してもらえないと、それで(次戦の先発メンバーから)外されちゃうこともある。

逆に話ができると「それなら、次もやってみるか」となったりするんですよ。

目指す進路によって、やるべきことも変わりますか?

高校や大学でのプレーやJリーグ、世界でのプレーをするために必要なことって、

サッカーのルールに変わりはありませんから、考え方という面では大きな差ないんですが、

それぞれの環境においてのフィジカルは変わってきます。

新しい環境になれば、選手がすることは監督に求められた仕事を100%こなした上で、

自分の色を出すことに重きを置き、フィジカル面を変えることも環境に合わせて大切です。

クラブチーム出身で良かったことは?

僕はクラブチームしか経験したことがないんです。

なので、経験としては語れないけれど、高校サッカーの良さもあるし、歴史だって十分にあると思います。

ただ、クラブチームは中学生でもいい選手なら、隣にいるプロ選手たちといきなり練習できるチャンスがある。

僕がプロの練習に初めて参加したのは、中学校3年生の時です。これはクラブチームの特権です。

中体連でやっている子どもたちが、いきなりJリーグの練習に出るなんてありえないでしょう。それは高校生も一緒です。

プロの練習にぽんと入ることはありえない。それが可能なんですよね。クラブチームは。

初めてプロの練習に参加した時の感想は?

小林 中学3年生の時、初めメンバーが活躍している時代で、海外から来ている選手のレベルも高かった。

そんな贅沢な環境の中に、いきなり放り込まれて一番強く感じたのは、基礎技術の高さが半端じゃないってこと。

パスをして止めて、パスをして止めて……という基本1つとっても、質が高くレベルが違う。それに驚きました。

普段からしっかりとやっている人と、大雑把にパスをしたり、止めている人の違いは大きい。

プロになってレベルの高い人とプレーする時に、違和感なくプレーできるか否かは、練習の時に決まるんだと思いました。

プロ選手はお金をもらってプレーし、アマチュアはお金をもらってない。

仮に同じ技術があったとしても、プレッシャーの大きさが違うんです。

サポーターが何万人も来て、大観衆の中でプロはミスが許されない。

極論すれば、アマチュアは別に勝っても負けてもいい。

プロは負けたらチームが降格するかもしれないし、自分の給料だって下がる。

もっと言えば、来年の契約もかけた状態で試合をして、いつも通りが求められる。

自ずと基礎的な技術と強いメンタリティーはプロに入ると鍛えられます。

どんな時に、それを感じましたか?

僕のポジションって、外国から助っ人を呼んで埋めるようなポジションなんです。

だから高校生でも、競うのは外国人なんです。

だから、「よし、プロに入れた」と言っても、翌年、すごい選手が高い金額で入ってくる可能性もある。

毎試合、自分に満足せず、もっと点を取りたい、もっとアシストしたい、
もっといいプレーをしたいという向上心をもって取り組みました。

そういう気持ちを失うと、すぐポジション奪われますからね。

日本とヨーロッパのプロの違いは?

プロというか、サッカーの戦術的なところが、全然違う。

日本のチームと言っても、僕は東京ヴェルディとジュビロ磐田、日本代表で何人かの監督としかやったことがないし、

ヨーロッパで多くを知っているわけじゃない。

でも、戦術的な細かさはヨーロッパのほうが断然、細かい。

歴史もあるし、“戦術”というものは、ヨーロッパに行って学びましたね。

あと、基本的に身体のサイズが違いますね。彼らは身体も大きいし、脚も速い。

でも、その差をどのように埋めるかは、日本にいても考えられます。

ただ、戦術というのは、チームのなかに入ってみないとわからない部分もある。

現在、ヨーロッパでプレーをしている人たち、試合に出ている選手たちは、

それを理解したうえで自分の持ち味を出しているので、本当にすごいなと思います。

今の自分の課題と、そして、未来に向けてどんな取り組みをしていますか?

今年30歳になるんですけど、練習の質を上げていきたいですね。

量でカバーできなくなってきたので、質の部分をどうやって上げていくか。

それが課題であり、取り組んでいることです。

シュートがもっと上手くなりたいとか、細かいところはたくさんあります。

現在のコンディションを維持、もしくはもっとレベルアップしていくために、何をしたらいいか。

毎年違うことにチャレンジして、新しい刺激を体にも脳にも入れていこうというのは、意識してやっていますね。

 

 

次回「すべてをサッカーに捧げるコンディショニング」は5月上旬頃の配信を予定しておりますので、お楽しみにしてください

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